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2009年11月川越城本丸御殿 [川越観光]

2009年11月28日第2回川越城本丸御殿保存修理工事見学会。
2009年11月28日第2回川越城本丸御殿保存修理工事見学会3.jpg
大広間。第1回見学会の時にはまだ、床板は張られていなかった。

説明と解体前の写真。
2009年11月28日第2回川越城本丸御殿保存修理工事見学会4.jpg
「壁も畳もない本丸御殿を見られるのは本日限りです。」

廊下。
2009年11月28日第2回川越城本丸御殿保存修理工事見学会1.jpg
ここはまだ骨のまま。

土壁、復元中。
2009年11月28日第2回川越城本丸御殿保存修理工事見学会6.jpg
「今回の保存修理工事では、当初の壁の痕跡からその工法を推測し、復元しています。現在は荒壁を塗る作業をしています。」第2回見学会配布資料より。

大広間の前には屋根も見学。作業用仮設足場からなので撮影不可。残念だが仕方がない。

前回骨組みだけだった屋根には野地板が張られ、束ねられた瓦が置かれていた。
解説をして下さった方の話によると、解体前に使用されていた瓦は建築当初のものと明治時代のもの、昭和42年大修理時のものの3種。
そしてこれから使用されるものは、古い2種の瓦で再利用できるやつ+今回新調した瓦。
玄関側に葺かれる瓦は古い2種で、新しいのは主に後側に使用されるとのこと。

唐破風付玄関の屋根は修復終了済。
2009年11月28日第2回川越城本丸御殿保存修理工事見学会2.jpg
廊下の窓から何とか撮影。

銅板は葺いたばかりなので金色。
2009年11月28日第2回川越城本丸御殿保存修理工事見学会5.jpg
雨に当たるとあっという間に黒っぽくなってしまうんだとか。

川越城本丸御殿保存修理工事の特設サイトによれば、年明けには素屋根を解体してしまうのだそうだ。するとこの輝く屋根が見られるのは、屋根解体後から最初の雨が降るまで、ということになる。

いまはまだ、仮囲いと素屋根に囲まれている本丸御殿。
2009年11月28日第2回川越城本丸御殿保存修理工事見学会12.jpg
矢印あたりから屋根がチラリと見える。かなりわかりにくいけど。
2009年11月28日第2回川越城本丸御殿保存修理工事見学会11.jpg

ちなみに日本武道館の屋根も銅板葺き。北の丸公園の樹木になじむ色になるまでに、10年近くかかったという。
この玄関屋根が以前のような緑色になるには、どのくらいかかるのだろう。



川越城本丸御殿保存修理工事の特設サイト。
http://museum.city.kawagoe.saitama.jp/hommaru/
現況報告ブログの、工事に関する写真と解説は必見。
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